バンドのレコーディングを進めているのですが、ベースレコーディングでなかなかうまくいかない曲があって、なんだか落ち込んでいた1日。でもなんとか終わってよかった。
レコーディングがうまくいかないので、「レコーディング大変映画」が見たい。と思って、途中になっていたビートルズのGet Backを少し見た。(ルーフトップコンサートの前くらい。somethingがまだ出来上がってないくらいのところ)
そして、矢野顕子「SUPER FOLK SONG」を見直したいな、と思い、DVDを引っ張り出して、かいつまんで見た。
やはり固唾を飲んで観るのは、惜しいところで失敗した、失敗するまでは完璧だった、「中央線」のテイクだ。
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世界一好きなレコードは?と聞かれても多分3つくらいあげてしまうけど、SUPER FOLK SONGはそのうちの一つに入るんじゃないかと思う。
ホールでレコーディングしたというその音の響き、最適な調律をされたピアノ、楽曲の良さ、その矢野さんの解釈、が、物語で、人間味があり、穏やかで、悲しく、優しく、薬みたいなものだなぁと思う。
しかもこのCDをゲットした時のシチュエーションが結構思い出深い。
20歳になるタイミングで一人旅でもしてみるかと思い、つくば〜関東の友人の家〜名古屋〜四国の祖父母の家 までを4,5日くらいかけて旅をした。
多分8/31に関東の友人の家に行って、高校の時の友達なので、近況を語りまくり、食事にいく途中で、中古のCD屋があったから寄るか!となり、たまたま買ったのがSUPER FOLK SONGだった(ラッキー)
その日はその友達んちに泊まらせてもらい名古屋に行き、これまた名古屋にいる友達とひつまぶしを食べて、その日はあらかじめとっていた適当な安ホテルに泊まった。
で、部屋のDVDプレイヤーをオーディオがわりにしてSUPER FOLK SONGを流したのだが、音楽が流れているのにも関わらず部屋がしーんと静まり返るような、場末のホテルの空間がなぜか厳かに変わるような、そんな気がした。
それが20歳の誕生日で、多分この時間のこと、空間のことを忘れないだろうな、とその時思ったけど、やはり今でもちょくちょく思い出す。
そういえばその頃だけ煙草を吸ってたのも思い出し。。。笑 マルメンのウルトラライトメンソールというチャラくて軽い煙草を吸っておりました。(もしかして今ないかも)
ちなみに次の日は名古屋でZAZEN BOYSを見たのだが、ベースが吉田一郎さんに変わったばかりで、ドエレ〜〜SOLIDでした。
おわり。
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